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投資コラム

東芝から学ぶ 損切りのタイミング

今日の大きなニュースとしては
東芝がウエスチングハウスの連邦破産法を申請したことでしょう。

東芝がここまで決算を引き延ばす原因となった
ウエスチングハウスを切り捨てることによって
債務を一層して数字を確定させようということです。

いわゆる、損切り確定!というやつですね。

このまま放置すると、さらに損失が膨らむ可能性もあったので
厳しい損切りになりましたが、やむを得なかったかと思います。

 

東芝の2016年の最終赤字は、1兆円を超えてくる見込みで
日本国内の製造業としては、過去最大の赤字幅に。

債務超過額は6000億円を超える見通しです。

期末時点での債務超過は、もう確定と言って良く
債務超過解消できるだけの資本増強ができるかどうかが
今後の焦点になってくるでしょう。

 

改めて、ウエスチングハウスが、どうしてこうなったのかを調べたところ
大きなきっかけが、東日本大震災だったと言えるでしょう。

東日本大震災の前までは、世界的にも原発推進のムードがありましたが
原発事故のあとは、世界的に原発建設が下火になることに。

大金をはたいた買収したウエスチングハウスですが
大きな誤算だったのではないかと思います。

 

現在建設中の原発工事費用も増えているのも、損失が増えている原因ですが
東日本大震災の後で、原発の基準が厳しくなったことで
追加工事が必要になったことが要因とされています。

東日本大震災が、大きく方向性を変えてしまったのは間違い有りません。

 

投資でも、東日本大震災のような、突発的な予期できないことが起こります。

 

対処するための方法としては、この2つ。

・突発的な事象に対して、事前に保険を掛けておく(事前対応)
・想定から大きくかけ離れた時点で、損切りをする(事後対応)

 

事前対応は、サヤ取りのような、保険を掛けておくこと。
万一の事が起こった場合でも、損失を軽減することができます。

ただ、これは事前に策を取っていた場合のこと。

 

事後の場合は、できる手段としては、損切りしかありません。

 

ウエスチングハウスの件でも、東日本大震災のあとに
さっさとプットオプションを行使した株主がいました。

非常に賢い選択だったと思います。

 

まあ、東芝にとってみれば、プットオプションを残したのは
保険どころか、逆に傷口を広げる行為であり
事前の対応が大失敗だったとも言えますが。

 

東芝の事を他人事と思わず、自分の投資行動などに照らし合わせてみて
自身の行動の改善に繋げていくことが大切かと思います。

 

※投資コラムは、柿田の経験に基づき、サヤ取りだけに限らず
様々な投資や事業を通じての気付きをご紹介していきます。

2017年3月29日
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