7月, 2016
買い戻し止めストップムード
2016年7月1日1日の日本市場は、5日続伸となりました。
日経平均株価の終値は、106円高の15,682円となっています。
EU離脱の影響は、5日連続でほぼ元に戻りつつあり
世界的にも株価は急ピッチに戻っており、日本市場もその流れを受けています。
為替相場は、ドル円で一時103円台になっていますが
また102円台半ばに戻ってくるなど、円安基調という訳でもなさそうです。
英国では、昨日追加金融緩和について示唆しており
日銀も次の金融政策決定会合で、何か出てくる可能性があります。
さて、株価はEU離脱の決定から、かなりの部分戻しましたが
ここからの戻りは、追加の材料がないと厳しい状況です。
実際、出来高はすっかり落ち着いており、積極的に買われる場面ではなく
買いに行ける材料がないと、厳しいところです。
来週は、日本市場はSQを迎えることになります。
世界的に、激しい株価下落というムードは消えてきていますが
今週戻りを見せた相場が、来週どのように動いていくのか
今週は予想以上に強い戻りをみせたこともあって
来週は弱含みそうな気がしています。
3日続伸 EU離脱吸収の流れ
2016年7月1日30日のアメリカ市場は、3日続伸となりました。
ダウ平均の終値は、235ドル高の17,929ドルとなっています。
EU離脱前の株価から比べると、かなりの部分を戻しています。
英国の中央銀行が、追加の緩和を可能性を示したことで
世界的に株価は戻り基調となっています。
アメリカでは、チョコレートのハーシーが
モデリーズを230億ドルで買収する材料が伝わっており
消費関連株が買われ、相場全体を押し上げました。
金融関係者も勝手なもので、株価が急速に戻ってきたことで
EU離脱の影響は、それほど経済的には大きないというコメントも
今となっては多く見られるようになってきており
高値更新すら示唆されています。
アメリカでは、EU離脱を受けて利上げが難しくなったとして
金利も低下する方向になっています。
確かに、今の状況では、利上げを決めに行ける感じではないですよね。
投資の例外ルールを活用する
2016年7月1日サヤ取り公開ペアの中で、久々に例外ルールを適用しました。
投資ルールを守るというのは、投資で勝つための大原則として
何度も言っていることではありますが
ルールを守らないと、投資では利益を挙げられません。
投資ルールというのは、何のためにあるかというと
損を出さないための法則としてあるものです。
普通に、人間の持つ心理に基づいて投資すると
損切りが遅れて、損失が大きくなる傾向があります。
これでは、残念ながら投資で利益が出ません。
原則としては、投資ルールを守るのですが
この人間心理を逆に利用するのが、例外ルールです。
一般には、損切りが遅れるというのが
損失を大きくしてしまう原因です。
このパターンの場合は、利益が小さくて
遅れた損切りの損失が多くなって、結果大幅マイナスになります。
例外ルールのひとつの良い応用方法は
損切りを遅らせるのではなくて、利益確定を遅らせるです。
つまり、もっと欲張って利益を狙う事です。
損切りが遅れて損失が遅れは困るのですが
反対に、利益確定を遅らせて、利益が増えるのは良いことです。
でも、実際には、意外と利益確定の方が早まる心理を引きおこしやすく
利益確定水準を超えてもポジションを維持するのが
これまた心理的な抵抗があるものです。
この利益確定を遅らせるという例外ルールは
あくまで例外でなくてはなりません。
例外ルールを適用する条件としては
・さらに利益を伸ばせるという可能性があること
・ポートフォリオに余裕があること
・これまでの利益の積み上げがあること
というのが基本的な条件になります。
無理して例外ルールを適用する必要はありませんが
うまく活用することで、利益を伸ばすことができます。
例外は例外ですが、上手に活用していきましょう。
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