SQにらみ波乱の動き
8日の日本市場は、大幅下落となりました。
日経平均株価の終値は、433円安の17,427円となっています。
朝にGDP 2次速報値の発表があり
4月~6月のGDPは、1次速報値から上方修正されました。
寄り付きは、買いが優勢となり
日経平均株価は、100円を超える上昇となりましたが
GDP上方修正の中身が良くないとされ、下落に転じました。
実際、設備投資は下方修正され、在庫も増加しており
数字以上に、あまり良い印象がありませんでした。
また、今日は8月の中国貿易統計が発表になり
輸入が予想を大きく下回る結果となり
DIも50を割り込み、景気の弱さが意識されています。
中国では、1年以上保有の売却益を半分にする措置や
証拠金率の引き上げ、サーキットブレーカーの導入など
次々と新しい事を打ち出してきており
株価下落の食い止めに、必死になっています。
今日は、日経平均株価は大きく下落となりましたが
先物に翻弄される展開に。
上海株はプラス圏だったので、完全に先物の仕掛け売りです。
今週末にSQを迎える事から、特に値動きが荒っぽくなります。
引け後のナイトセッションでは
500円以上プラスの18,000円台まで、一気に回復してきており
今も、ボラティリティが高い動きになっています。
ダウの先物が高くなっているので、今晩のアメリカ市場に
期待できるという向きが多いのではないかと思われます。
今日のザラ場では、17,415円が安値となっており
前回下落した水準を下回ってきました。
なんか、二番底という感じのチャートではないので
SQ通過までは、まだ分からないと思っています。