円高、どこまで進む?
今日のコラムは、急激に進んでいる円高について
コラムとして取り上げてみたいと思います。
この記事を書いている時点で、1ドル107円台にまで
円高が進行してきており、急ピッチに円高が進行中。
アベノミクスで円安の流れを作ってきましたが
その効果が天井を円安の天井を付けただけではなく
円高への反動を見せ始めています。
果たして、今後の為替の動きは?というのが、今日のコラムです。
急激に円高が進み、アベノミクス効果が切れたか?というと
私としては、そのようには見ていません。
今回の円高傾向のきっかけは、アメリカの利上げのペースが
想定よりも緩やかになったという点が上げられます。
アベノミクスがどうこうというのではなく
アメリカの利上げペースが、ゆっくりなことが原因です。
アベノミクスは、あまり関係していません。
そして、アメリカの利上げはペースが落ちただけで
利上げは継続するというのが規定路線。
アメリカの金利が利上げされれば
世界が低金利に走っている中で、米ドルの価値は上昇します。
つまり、ドル高になるというのが、大きな軸です。
対円で見れば、円安ドル高です。
今の為替の動きは、とても過剰反応に見えます。
利上げが遅くなったというだけで、円高になる理由は
はっきり言って、何も見当たらないというのが本音。
サヤ取り的に言えば、サヤが拡大しているのが今の状況で
市場に歪みが急激に出ています。
行き過ぎた円高への動きは、近いうちに修正されてくるでしょう。
このサヤが修正されてくるまでの時間ですが
様々な思惑があり、もうちょっと掛かる可能性があります。
5月に日本でのサミットが予定されているため
政府として、円安介入がやりにくく
円高になっても、指を加えてみているしかないというのが
市場参加者に足元を見られている感じです。
110円の節目を超えて円高になってきても
日本政府は、手が出せないだろうという思惑が
為替トレーダーに仕掛け的な動きをさせています。
サヤは急激に広がるばかりですが
修正されていくためには、思惑が消えないと戻りにくく
サミットや、アメリカの利上げタイミングに左右される
思惑ばかりの動きです。
いずれにしても、円安に戻っていくというのが、私の見立てです。
この瞬間的な円高は、ある意味、投資チャンス!です。
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