アメリカ利上げ見送りの判断
今週は、金融政策関連の重要イベントが続きましたので
木曜日にあった、アメリカのFOMCをトピックに取り上げます。
日本が祝日に当たっていたので、少し情報が遅くなってしまいましたが
重要な意味を持つイベントですので、しっかりとお伝えしておきます。
9月のFOMCでは、大方の予想通り
利上げは見送るという方向で確定しました。
ただ、10人中3人が、9月に利上げすべきと表明しており
全体的に利上げムードが高まっていることを意味しています。
実際、9月に利上げすることも可能だったと思いますが
思ったほどインフレが進んでいないことを理由に
もう少し見極めたいという結果になっています。
今年は、あと2回FOMCが予定されており、11月と12月の2回。
ただし、次回の11月開催は、大統領選挙の直前ということもあり
利上げを打ち出しにくいとみられています。
よって、次の可能性としては、12月が最有力とされています。
ただ、数ヶ月時間があいてしまうので
景気の上振れリスク、インフレリスクがあるのかどうかです。
個人的には、今のような経済環境においては
思うようなインフレは起こらないのでないかと思っているので
安全策をとっていくのは、妥当な路線ではないかと思います。
それよりも、早く利上げしてしまって
景気の腰折れを起こす方が、むしろ回復に時間がかかるので
安全策をとるのは、致し方ないかと。
利上げをしたら、インフレ抑制で
利下げをすれば、インフレ加速という
教科書的な分かりやすいシンプルな方法で経済が動けばいいですが
実際、日本も含め、相当金融政策でのコントロールは苦労しているので
そんな思った通りには、いかないのではないでしょうかね。
12月の利上げは、かなり確率が高くなっています。
いよいよ、ドル買い円売りの流れも、12月にかけては出てきそうです。
日本市場にも、円安の流れになってくれば
プラスに働いてくるでしょうか。
ブログランキングに参加しています。記事を読んでいただいたら、下のバナーをポチッとご協力お願いします。
株式投資 ブログランキング