OPECが8年ぶりとなる減産合意
28日のアメリカ市場は、お伝えしている通りです。
ダウ平均の終値は、110ドル高の18,339ドルとなりました。
28日は石油輸出国機構(OPEC)が8年ぶりとなる減産で暫定合意し。
内容としては、日量3,250万バレル(現在3,324万バレル)にするというもの。
これまで何度も肩透かしを受けていた市場は、まさかの減産合意に原油価格が急騰。
WTI(北米原油先物)は45ドル付近から47ドル台半ばに
BRENT(ロンドン原油先物)は46ドル付近から49ドル台半ばまで上昇しました。
そして原油の上昇につられるように、エネルギー銘柄も上昇。
ダウ平均は大型銘柄であるエネルギー銘柄の値動きに大きく影響を受けるため
結果的にダウも値を上げることに。
なお、
エクソンモービル(+4.40%)
シェブロン(+3.20%)
の石油大手2社の値上がりが、
ダウ値上がり貢献度の2位と3位を占める結果となっています。
また原油価格の急騰を受け
原油価格と逆相関の傾向があるUSD/CADも大幅に下落しています。
28日はFRBイエレン議長の議会証言が開催されました。
イエレン議長は、これまで通り年内利上げの可能性を示唆。
引き続き、米国の年内の利上げ可能性に留意する必要があります。