円は急落も、株価は日銀のETFへの買い期待から小動き
11月28日(月)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 18,357円(-23円)
・TOPIX 1,469.5ポイント(+5.0ポイント)
・東証1部出来高 21億8569万株
・同売買代金 2兆3546億円
・同値上がり1,343銘柄、値下がり534銘柄、変わらず107銘柄
28日の日本市場は、日経平均は下落し、TOPIXは上昇となり
方向性なく小動きの展開。
朝から為替市場でドル円が急落し、午前中に113円台から111円台に
突入したものの、株価に対する影響は限定的。
午前中はジリジリ下げる展開で、日経平均は100円以上の
値下がりとなったものの、後場に入り切り返し。
後場は一貫して上げる展開となり
最終的には23円安と小幅の下落に留まりました。
急速な円高にもかかわらず、日銀のETF買いへの期待感が
マーケットに広がり、株価の下落を最低限に抑えた格好です。
一旦株価とドル円相場の相関が崩れた形となりましたが
今後この状態が継続するかは、もう少し様子を見て判断する
必要があります。
今週は月に1度のイベントである雇用統計を金曜に控えており
これまでのトランプ相場の転換点を迎える可能性があります。
トランプ相場も一段落しつつある中での、イベント発生週であり
ドル円と日本株の相関関係中心に今週は市場を見ていきたいと
思います。