ドルの下落 雇用統計を前に揉み合い
1月5日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,899ドル(-42ドル)
・S&P500 2,269.0ポイント(-1.7ポイント)
・ナスダック 5,487.9ポイント(+10.9ポイント)
5日はダウ平均、S&P500は下げるも、ナスダック指数が上昇という展開。
ダウ平均が20,000ドル一歩手前であり、また翌日に
雇用統計を控え株式市場全体が揉み合いの状態となりました。
一方、為替市場はドルが下落。
ドル円が東京時間以降、ロンドン、NYといずれも下げ
約2円の下落となりましたが、株式への影響は限定的。
ただしドルインデックスが、チャート的には下落への
ブレイクを果たした形となり、今後株とドルの乖離が
継続するか、注意を要する場面です。
為替の重しでさえないアメリカ株の一方で
イギリス株(UK100)が絶好調。
レンジブレイクの最中であり、昨年より7営業日連続で
陽線が継続中です。
EU離脱プロセスでイギリス国内は揉めていますが
株式市場は全く関係なく上昇しています。
アメリカ市場は明日の雇用統計、そして20日のトランプ大統領の
就任式と1週間おきにイベントが続きます。
イベントを基点として、株価が動き始める可能性があります。
明日以降、足元の相場がどちらに向かっているのか
方向性を間違わぬよう、充分に注意したいと思います。