FRBイエレン議長の発言で為替は動くも株は小動き
1月18日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,804(-22ドル)
・S&P500 2,271.8(+4.0ポイント)
・ナスダック 5,555.6(+16.9ポイント)
18日はダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇。
しかし全体的には小動きの展開。
20日のトランプ大統領の就任式を前に、目立った値動きのない
株式市場ですが、為替市場ではトランプ新大統領の経済誌の
インタビュー記事で大きく下落したドルが逆に買い戻されました。
ドル買い戻しの原因は、FRBイエレン議長の講演。
好調な米国経済を背景に年内の数回の利上げを示唆するとともに
ドル高の経済へのリスクは大きくないと発言。
この発言を契機にドルは一気に買い戻され、トランプ大統領の
インタビュー前の水準以上、ドル円は113円前半から
114円後半まで買い戻されました。
ドルインデックスの水準も、1日で行ってこいの状態となり
下落トレンド入り一歩手前で踏みとどまることに。
為替は大きく動きましたが、米国株自体は
冒頭に述べたように小動きの展開となっています。
トランプ大統領の就任式まであと2日ですが
本日の状況からも株式市場は就任式待ちの状況です。
株と為替の相関も崩れており、値動きが読みにくいため
あと2日は積極的な売買は避けるべきと考えます。