ダウ平均20,000ドル到達後の小休止
1月26日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,100(+32ドル)
・S&P500 2,296.6(-1.6ポイント)
・ナスダック 5,655.1(-1.1ポイント)
26日はダウ平均が若干上昇するも、全体的には
ほぼ変わらずの展開で、ダウ平均20,000ドルの定着を
巡る攻防となりました。
昨日全面高となりダウ平均20,000ドルを達成した
アメリカ市場は、さすがに一息入れる状況です。
今後の予定を見ると、来週3日に雇用統計発表を
控えており、3日までは折り返すことなく
上昇もしくは現状維持が継続の可能性が高いと
考えられます。
ただしトランプ大統領の発言で、金融市場が
大きく揺さぶられるケースも想定されます。
またダウ平均が20,000ドルとなり、米国では
ボラティリティ指数(VIX)が著しい低下を見せ
2014年7月以来の低水準となっています。
現状の水準は2014年以前は2007年まで存在しておらず、
VIX指数は歴史的低水準にあると言えます。
更にドイツの株価(GER30)もアメリカ市場とタイミングを
同じくして上昇しており、アメリカ市場とドイツ市場の
相関関係が強くなっています。
今後については来週の雇用統計に至るまで、
上昇か停滞かいずれのシナリオとなるかがポイントであり
来週初までの値動きを見極めたいと思います。