トランプ大統領の減税発言の余韻 2日連続高値更新
2月10日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,269(+96ドル)
・S&P500 2,316.1(+8.2ポイント)
・ナスダック 5,734.1(+18.9ポイント)
10日は2日続けて3指数揃っての上昇となり
いずれの指数も史上最高値を更新しました。
前日のトランプ大統領の減税を巡る発言の余韻が残る中で
日米首脳会談程度しか市場の話題は無く
市場は買いの方向に進みました。
注目の日米首脳会談も、日米ともにサプライズはなく
金融市場に対して大きな影響は与えませんでした。
ただし注目は休み明けの市場であり、休み明けに
金融市場がどのような方向に動くのか、非常に掴みがたい
状況となっています。
ダウ平均で20,000ドルを着実に維持しつつある
アメリカ市場ですが、さすがに買われ過ぎ、という議論が
出始めています。
特に今週の株高については、トランプ大統領が減税について
コメントしたのみであり、単に理想で買われている状態です。
減税及び公共投資への期待という2本柱が
相場の下支えをしていますが、現段階で何も具体的内容は
見えていないので注意が必要。
今後の具体的な政策発表で継続的な株価上昇を期待したいものの
株価上昇に警告も聞こえ始めてきており、来週以降の高値追いは
期待感のみの状況下では程々にする必要があると考えます。