トランプ政権の税制改革案 相場織込み済み
4月26日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,975ドル(-21)
・S&P500 2,387.4ポイント(-1.1)
・ナスダック 6,025.2ポイント(-0.2)
26日は3指数揃って小幅な下落、ダウ平均は3営業日ぶりに
下落となりました。
トランプ政権が遂に税制改革案を発表。
しかしながら内容は1枚のペーパーのみであり
更に財源確保に関する言及もなく、これまで税制改革に
対する期待感で上昇の相場も
一旦冷静になる機会を得ることになりました。
ただし市場が落胆したという訳ではなく、現状では
まだ様子見スタンスと言えます。
税制改革案の発表を契機に再度の株価上昇を期待の
声もありましたが、税制改革は既に相場に織込み済み
というのが実態ではないでしょうか。
小動きの株価の反面、商品市場において原油価格(WTI)が
下落し節目価格の50ドル割れへ。
地政学リスクが小康状態の中、今後50ドル近辺を維持するのか
それとも上下いずれに動くのか注目したい所です。
トランプ政権への期待感で上昇してきた米株式市場が
今後政策が具体化した際にどのような反応を見せるのか?
まずは税制改革については、初動は織込み済みで大きな反応を
見せませんでしたが、今後市場がどのように消化していくのか
その行方に注目したいと思います。