ヘルスケア関連株が買われるも、全体的に値動き無し
6月22日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,397ドル(-12)
・S&P500 2,434.5ポイント(-1.1)
・ナスダック 6,236.6ポイント(+2.7)
22日は昨日同様にダウ平均とS&P500は下落し
ナスダック指数は上昇。
しかしながら小動きの展開であり、実質的には前日比で
ほぼ変わらず、値動きに乏しい1日となりました。
下げ続けていた原油価格(WTI)が漸く落ち着きを
取り戻したものの、金融市場は完全に凪の状態に。
相場を動かす材料に事欠く中で
共和党がオバマケアの代替案を提示。
内容的に規模は縮小されるものの、公的資金を保険市場に
投入するものであったため、これまで売られてきた
ヘルスケア関連株が上昇。
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
1位メルク(+0.86%)
2位ユナイテッドヘルスグループ(+0.85%)
3位ジョンソンエンドジョンソン(+0.85%)
となりました。
しかしながら上昇率はいずれも1%未満であり
全体の相場を動かすには力不足。
株式市場と為替市場が値動きを失っている中で
原油等の商品市場の値動きも止まり、金融市場は
次のボラティリティを探している状態です。
次に動き始める市場はどこか、という観点で
金融市場を概観していきたいと思います。