株価は動かずもドルインデックスが安値更新目前に
7月11日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,409.0ドル(+0.5)
・S&P500 2,425.5ポイント(-1.9)
・ナスダック 6,193.3(+16.9)
11日はダウ平均及びS&P500の値動きが殆ど無い中で
ナスダックが若干の上昇。
上昇率は弱いながらもナスダックは3営業日上昇となりました。
久しく鳴りを潜めていたトランプ政権のロシア疑惑が
トランプ大統領の長男から噴出。
長男は疑惑を晴らすために電子メールを公開したものの
疑惑を完全に払拭するには至らず。
株式市場はそれ程反応しませんでしたが
為替市場ではドルが売られる展開に。
本報道を契機にドルインデックスは値を下げて
安値更新を伺う水準にまで下落。
そして円安傾向が続いていたドル/円が114ドル台を割れて
113円台に突入することになりました。
トランプ大統領の長男の疑惑が生じたものの
基本的には12-13日に行われるFRBイエレン議長の
議会証言待ちです。
重大なコメントは無いと考えられる中で
イエレン議長の発言を受けて、材料出尽くしとなった後の
値動きには注意が必要。
まずは安値更新目前となっているドルインデックスが
どのような値動きをするのか、そしてその値動きに
金融市場がどう反応するのか、と言う観点から
今後の金融市場を見ていきたいと思います。