FRBイエレン議長の発言 ダウ平均は高値更新
7月12日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,532ドル(+123)
・S&P500 2,443.2ポイント(+17.7)
・ナスダック 6,261.1(+67.8)
12日は3指数揃って上昇、特にダウ平均とナスダックが
大きく上昇しました。
ダウ平均は高値を更新、ナスダック指数は高値更新まで
若干値が開いていますが、窓を開けての上昇と
なりました。
FRBイエレン議長の議会証言が12日は開催。
利上げについて積極姿勢が予想されていましたが
意外にも今年の追加利上げは消極的な発言。
イエレン議長の利上げについての消極的な
スタンスが伝わると、低金利を期待した買いが入り
株式市場は上昇に向かいました。
ダウ平均は全面高の展開となり
ダウ平均採用銘柄での値下がりは
低金利で採算向上が見込めないJPモルガンチェースの
1銘柄のみとなりました。
全面高で再び高値更新モード入りが期待される
株式市場ですが、イエレン議長はテーパリングは年内の
早い時期に開始すると明言。
FRB資金が金融市場から引き揚げられるテーパリング
について、市場は殆ど意識している様子が
ないので注意が必要です。
本日の株高が、高値水準に位置しているS&P500の
高値更新に繋がり、更にはナスダック指数の高値更新に
まで繋がるのか、注目したいと思います。