材料難の中 ダウ平均100ドル超の下落
11月15日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,271ドル(-138)
・S&P500 2,564.6ポイント(-14.2)
・ナスダック 6,706.2ポイント(-31.6)
15日は3指数揃っての下落、特にダウ平均が
100ドルを超える下落となりました。
世界的に株価が軟調に推移する中、遂にアメリカ市場も
大幅な下落が生じた形となりました。
また決算発表シーズン終了後
次の材料待ちで買い進む材料も無い中で
利益確定売りが出やすいとの環境も株価下落に
拍車をかけました。
ただし周辺市場に大きな変動はありません。
これまで急上昇後の翌日には下落に転じたVIX指数が
15日は引き続き前日の高値水準を維持しており
金融市場はリスクオフの意識が高まりつつあります。
ダウ平均採用銘柄では下落率1位は
キャタピラー(-2.50%)。
昨今の中国の景気指標において低い数字が相次いでおり
中国建機市場の縮小に対する懸念から売られることになりました。
ダウ平均が大きく下げたとはいえ
内部要因と言うより外部要因での下落が多い状態です。
他市場に影響を与える立場のアメリカ株式市場は
次にどんなテーマを背景に動き出すことになるのでしょうか。