ダウ平均は高値更新の一方、ハイテク株は大幅な下落
11月29日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,940ドル(+103)
・S&P500 2,626.0ポイント(-0.9)
・ナスダック 6,824.3ポイント(-87.9)
29日はダウ平均が100ドルを超える上昇を見せ高値更新の一方で
ナスダック指数が90ポイント近い下落となり
大型株とハイテク株で明暗を分ける形となりました。
本年のハイテク銘柄の上昇を支えたFANGと言われる
フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル(持株会社のアルファベット)
がいずれも大きく下落。
一方で大型株中心のダウ平均は好調。
ハイテク相場の上昇が終わりを告げたとも言われています。
特に金融株が引き続き好調に推移し
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
2位JPモルガンチェース(+2.34%)
5位アメリカンエキスプレス(+1.39%)
7位トラベラーズ(+1.14%)
となりました。
アメリカ上院での税制改革の議論が本格化しており
税制改正を見越したポジション調整が入っているようです。
税制改正の恩恵を被る金融株は買われる傾向にあり
恩恵がそれほど期待できないハイテク株が
これまでの上昇分の手仕舞いもあり、売られている様子。
大型株が買われハイテク株が売られるとの新しい流れが
今後も継続するのか、注意深く見守りたいと思います。