原油価格が年初来高値を更新しリスクオフへ
4月11日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,189ドル(-218)
・S&P500 2,642.1ポイント(-14.6)
・ナスダック 7,069.0ポイント(-25.2)
11日は3指数揃って下落、しかしながら昨日の
上昇分は維持しており、ナスダック指数も
7,000ポイント台に留まっています。
シリア情勢が緊迫化しており、地政学リスクが浮上。
米軍の介入が予想される中、シリアと関係の深い
ロシアの金融市場が大きく下げており、金融市場はリスクオフの状態に。
ダウ平均は218ドル安ながら、上昇したのは4銘柄のみと不調。
米中貿易摩擦問題は一旦市場のテーマから外れましたが
下落率1位はボーイング(-2.23%)であり
個別銘柄では米中貿易摩擦問題は、依然継続しています。
またシリア情勢の悪化を受けて、原油価格(WTI)が引き続き上昇。
遂に67ドルに到達し、年初来高値を更新。
原油価格は新たなステージ入りとなりました。
更に金価格もレンジ相場上限に到達
こちらも1月の高値更新を伺う値位置となりました。
商品市場はリスクオフモードです。
アメリカがシリアに対しどのような行動を取るか
アメリカの対応待ちとなりつつあります。
シリア情勢を確認しながら、各市場のフォローを続けたいと思います。
2018年4月12日