懸念事項に対し一旦市場心理が緩み上昇を果たす
4月12日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,483ドル(+293)
・S&P500 2,663.9ポイント(+21.8)
・ナスダック 7,140.2ポイント(+71.2)
12日は3指数揃っての上昇、昨日の下落分を上回る上昇となりました。
トランプ大統領のツイッターのコメントが
シリア攻撃に対し若干トーンダウン。
これまでシリア攻撃目前として金融市場身構えていましたが、
一旦市場心理がゆるむことになりました。
シリア問題、米中貿易摩擦問題共に凪状態となった結果
これまでの買いの手控えから一転
株が買われる流れとなりダウ平均は300ドル近い上昇を見せました。
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
1位インテル(+3.17%)
2位ボーイング(+3.09%)
となり依然ボーイングへの注目が高い状態です。
また米国債の金利が上昇しており
それを受けて4位ゴールドマンサックス(+2.63%)など
金融株も上昇しました。
一旦各懸念材料が凪の状態となり株高となりましたが
状況的には何ら変化は生じていません。
また米国債の金利上昇は注意を要します。
よって本日の上昇は単なるダマシとなる可能性もあります。
引き続き米中貿易摩擦問題に加えシリア情勢もフォローしながら
金融市場を見守りたいと思います。