ベネズエラでデノミ実施
世界中で経済の動きは色々あります。
そんな中で、今朝のニュースで、南米のベネズエラで
デノミを行うという発表がありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180820-00000005-ann-int
ベネズエラでは、強烈なインフレが続いていて
物価の上昇が激しく、通貨価値の下落が続いていました。
今回のデノミでは、貨幣の価値を10分の1にして
新しい紙幣に交換するという措置がとられます。
10分1ってスゴイですよね。
日本円で例えるならば、昨日まで10万円だったのが
急に1円になったという事になります。
ベネズエラと言う国は、世界有数の産油国らしく
一般的には、産油国は豊かというイメージがあります。
強烈なインフレになっているのは
外貨が不足しているというのが主な原因のようです。
インフレになる理由というのはいくつかありますが
外貨不足でインフレになるというのは、あまり聞かないと思います。
国が保有している外貨が不足すると
海外との取引の場合に困ることが起こります。
例えば、アメリカドルで商品代金を払わないと行けない時に
銀行に行っても、アメリカドルが不足していると
為替レートが、通常よりも高く設定されます。
そうなると、企業の仕入コストが上昇することになって
それが商品に転嫁されて、インフレが起こります。
仕入の値段が上がったら、商品価格も上げざるを得ないので
インフレが起こるという原理になります。
マレーシアも産油国ではあるのですが
ジンバブエの事例を見ていると、産油国だからといって
必ずしも安心という訳ではなさそうです。
外貨の準備という点は、割と見落としがちな要素ですが
必要な外貨の蓄えというのも、大事だということですね。
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