暴落相場に対処する方法
先週は、マレーシア航空の撃墜事件があり
世界の相場が大きく暴落しました。
暴落相場は、株式投資をやっていると、必ず直面する問題で
「暴落相場に、どうやって対処するか?」
というのは、大きな課題のひとつです。
デイトレであれば、影響も限定的であり
場合によっては、早めに損切りして対処することもできます。
しかし、スイングトレードや、長期投資になってくると
朝起きから、株式相場が暴落して始まったということを
一度は体験することになると思います。
どうやって、暴落相場に対処するのが良いのか?を
これまでの経験から、今日のコラムとして書いてみます。
まず、暴落相場に対応するための方法としては
1. 常に保険を掛けておいて、不測の事態に対処する
2. 事件が発生してから、迅速に対処する
の2つの方法しかありません。
別に言い方をすれば、事前に対応するか、事後対応かの
どちらかしかないということです。
事前対応について、最初にコメントしたいと思いますが
まず、暴落相場を回避するというは、基本的に不可能だ
ということを認識しておく必要があります。
先日の、マレーシア航空の撃墜事件もそうですが
こうした事件が起こる事を、事前に予測することは不可能です。
神様でもない限り、予測することはできません。
となると、事前に対処するといっても、スポット的に対処するのは
はっきり言って不可能になります。
事件の直前に空売りする、売り抜けておくなどは
発生のタイミングが分からないので、対処できません。
事前対応するための方法としては、「常に保険を掛けておく」
これしかありません。
サヤ取りの考え方は、常に空売りのポジションを持つことで
保険をかけておくためのやり方です。
サヤ取りでなくてもいいですが、売りポジションを持ったり
先物の売りを仕掛けておいたり、プットオプションを買ったり
何かしら、急激にマイナスに動いた時に対して
ヘッジするための仕組みというのが、必要になります。
常に保険を掛けておくこと自体は、それほど難しくはないですが
何も起こらないと「無駄なんじゃないか?」と思ってしまうので
ヘッジそのものを、投資手法として組入れていないと
なかなか実践できないのではないかと思います。
基本的には、サヤ取りのような常に両建てのポジションは
長期に渡って、安定した投資ができると思っています。
一方で、事後で対応する方法ですが、これは私の経験則ですが
暴落相場の始まりには、早めに対処した方が良いというのが
私からのアドバイスです。
こればかりは、必ずというのはありませんが
しっかりと事件の大きさを認識しておく必要があります。
特に経済的な事件で、問題が長引きそうなものは要注意です。
暴落相場の中にも、反発も当然出てきます。
楽観的な見方もあって当然ですので、自然な動きです。
しかし、問題が長期化するとなると、全く話は違ってきます。
問題が長引く場合は、そう簡単には戻ってきません。
あとは、同じような過去の事例を参考にしてみることです。
マレーシア航空の撃墜事件の場合は
例えば、ニューヨークの同時多発テロの時に
どのような相場をたどったのか振り返ってみると
予測がしやすいと思います。
リーマンショックが起こった時とは、問題の性質が違うので
あくまで、似たような事件で、過去のチャートを見るのが良いでしょう。
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