雇用統計 堅調な数字
先週末7日のアメリカ市場は、わずかながら上昇しています。
ダウ平均の終値は、19ドル高の17,573ドルと
少しではありますが続伸となりました。
7日は、なんと言っても、雇用統計の発表に注目が集まりました。
非農業部門の雇用者数は、21万4000人となりましたが
市場予想にはわずかに届かずでしたが
しっかりとした数字となりました。
失業率はさらに下落し、5.8%まで下落しています。
総じて、雇用統計の数字はサプライズはないものの、堅調との見方です。
個別銘柄では、ヘルスケア関連株が下落となり
指数の足を引っ張りました。
オバマケアに対する異議申し立てが行われており
最高裁が審議の対象として受理したことが
相場の足を引っ張る形となりました。
国を挙げての施策が、裁判で取り上げられる事になり
オバマケアに対する不透明感が見えてきました。
また、ウォルトディズニーは、堅調な決算だったものの
市場予想と一致した水準だったため、売られています。
決算関連で動きはありますが、市場予想が基準で
それよりも上か下かで、株価の動きが決まってきます。
今週は、雇用統計の重要イベントを通過して
やや材料が少なめの週になりますが
各種経済指標を長めながら、アメリカ経済の堅調ぶりを
確かめていくことになるかと思います。