消費税増税見送りのリスク
今日の投資コラムは、衆議院解散が言われているので
この件について投資コラムにしてみたいと思います。
もっとも、衆議院選挙の結果というよりは
その前にあるであろう、消費税増税の見送りのリスクについて
今回は言及しておきたいと思います。
ニュースでも言われていることですが
衆議院解散というのは、ほぼ既定路線になりつつあります。
間もなくGDPの発表を控えている訳ですが
良い数字にはならないという見方が大勢であり
GDPの数字を受けて、消費税増税を見送る公算が高いです。
消費税あげなかったぞ。そら、どうだ!と選挙になるわけです。
衆議院解散のニュースが出た時から、市場は敏感に反応していますが
主に消費税についての反応がメインと言った方が良いでしょう。
ニュースを受けて、株価は大きく上昇した訳ですが
一緒に為替も円安に大きく触れています。
為替相場は、昨日は1ドル116円まで円安が進み
日銀の追加金融緩和があったので紛れていますが
消費税増税延期を織り込んだ円安と見て良いでしょう。
国際的には、消費税を10%に上げるのは公約になっており
見送りする場合には、国際公約が守られない形になります。
日本の財政をメインに考えて、「日本売り」つまりは円安に進み
それに釣られて株価も上昇しているという感じです。
最も懸念すべき点は、国債の金利上昇です。
これまで、日銀の国債買入のために、国債金利は低く抑えられていますが
消費税増税を見送った際に、国債への影響が最も気になります。
日本の場合は、基本的に国債金利があがったらアウトです。
アベノミクスの立ち上がりは順調に推移し
日銀の金融緩和も効果的に機能していました。
今回の消費税増税の判断は、ひとつ大きなハードルになります。
来週17日がGDPの発表が予定されています。
この後が、大きな節目になるイベントになりそうですので
相場としても荒れることが予想されますので
注意しながら、今の相場は取り組んでいきましょう。
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