ギリシャとユーロ圏の対立深まる
9日のアメリカ市場は、下落となりました。
ダウ平均の終値は、95ドル安の17,729ドルとなっています。
中国の貿易統計が予想を下回ったことと
ギリシャの財務交渉を巡る不安から、売りが広がりました。
マクドナルドは、世界での売上高が予想以上に落ち込んでおり
株価は下落となりました。
日本だけではなくて、世界的に厳しい状況です。
アルコアは、JPモルガンによる投資判断引き下げで
5%以上もの下落となっています。
ギリシャ情勢は、昨日もお伝えしたように、チプラス首相が
支援プログラムの延長を拒否する考えを示しており
不安が高まってきています。
ギリシャ問題を一度整理しておくと
ギリシャとユーロ圏の対立構造が深くなっています。
ギリシャは、緊縮財政は嫌だ。
ユーロからギリシャが離脱すると困るだろうから
ユーロ圏は、ギリシャに支援して欲しいという強行姿勢。
ユーロ圏は、支援して欲しければ、財政再建を目指して
何ができるのか、ギリシャ側で考えるべきと
お互いの主張が全く埋まる様子がありません。
現時点では、ギリシャのユーロ離脱も、おおいにあり得ます。