マレーシア 消費税導入の実態
今日は、投資とはちょっと離れた話題で
マレーシアの消費税について、コラムで触れてみます。
4月から、マレーシアではGST(Good & Services Tax)が導入されました。
日本でいうところの消費税で
初の導入で、いきなり6%という税率が課されます。
いきなり6%挙がると、正直値上がりしたなぁと体感します。
マレーシアは、国全体がオイルマネーで潤っていたこともあり
低所得者に非常に優しい国です。
逆にいうと、マレーシアの人のほとんどは
税金を払っていないというのが実態です。
なので、普通に生活している人は、税金とは全くの無縁なのです。
今回、GSTが導入されたことで、全ての人に税金が課されます。
ほとんどの人が、初めて税金を払うことになります。
消費税でも議論されていますが
低所得者に厳しいと言われていますよね。
GSTも同じで、低所得者の人ほど、6%が重く感じます。
私も、GSTの全てを分かっている訳ではないのですが
かなり中身が複雑で、4月に入ってからGSTの話題で持ちきりです。
年間売上が一定規模に満たない会社は、GST対象外。
一部の物品(新聞など)は、GST対象外など
色々と細かい規定があって、かなり複雑になっています。
うちのマレーシアの会社は、GST対象なのですが
お客様からは
「ちゃんとライセンス取ってるのか?」
「承認レターを見せてくれ」
と言われたりして
「いかに6%を払わないようにするか」
というような思考が話題になっています。
実際、セブンイレブンでも間違いが発見されたりして
しばらくは、混乱が続きそうな感じです。
弊社の中でも、GST対応がまだ終わっておらず
バタバタと準備をしていますが、追い付いていません。。。
日本でも、消費税10%導入時に、軽減税率の導入が
検討として挙がっていますが、ありがたいですが
かなりオペレーションは複雑になるでしょう。
浸透してしまえば気にならないかもしれませんが
オペレーションはシンプルにしたいものです。
税率を上げてオペレーションが複雑になり
事務処理が増えてコストが挙がってしまったら
本末転倒になってしまいます。
さて、マレーシアの話をしましたが
ここからは、ちょっと投資の話に切り替えて。
「物事をシンプルに考える」
というのは、大事な要素の一つだと思っています。
複雑にしようと思えば、いくらでも複雑にできます。
株式投資でも、様々なテクニカル指標や、チャートの読み方
材料などを判断材料にしてやれば、いくらでも複雑化できます。
でも、複雑にすると、それを調べる手間や時間が増えます。
これって、複雑化することによるコストの増大と同じで
本末転倒になってしまうことが、実際多いと思います。
株式投資も複雑にせずに、シンプルにしておくのが
物事を上手に進めていく秘訣だと思います。
※投資コラムは、柿田の経験に基づき、サヤ取りだけに限らず
様々な投資や事業を通じての気付きをご紹介していきます。
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■■ 世界市況の様子 - 間もなく雇用統計発表 ■■
2日のアメリカ市場は、3日ぶりに反発となりました。
ダウ平均の終値は、65ドル高の17,763ドルと
3日ぶりに反発となりました。
木曜日恒例の、新規失業保険申請件数が減少し
雇用が強い事を示す数字となりました。
昨日のADPは弱い数字でしたが、雇用統計が余計意識されます。
今日の夜に、雇用統計の数字が発表されます。
あと数時間ですね。
今晩のアメリカ市場は、グッドフライデーのため休場。
アメリカ市場の再開は6日からになります。
雇用統計の数字を受けて、月曜日は動きがありますかね。
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