トランプ大統領への懸念から一転 ご祝儀相場で株高に
11月9日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 18,589ドル(+256ドル)
・S&P500 2,163.2ポイント(+23.7ポイント)
・ナスダック 5,251.0ポイント(+57.5ポイント)
9日の米国市場は大幅高。
トランプ大統領誕生を受けての米国株式市場は
東京市場が大荒れであり、警戒感をもって迎えました。
しかし大幅高となり、予想外のご祝儀相場となりました。
ダウ平均は8月15日に付けた最高値まで
あと一歩のところまで上昇しています。
日本市場は大幅下落となりましたが、アメリカ市場では
全く逆の動きになりました。
ダウ平均構成銘柄で見ると、
上昇率2位ファイザー(+7.07%)、
同3位メルク(+6.07%)、
同4位ゴールドマンサックス(+5.89%)、
同5位JPモルガンチェース(+4.60%)、
となっており、ヒラリー大統領誕生の際は
規制強化が見込まれていた業種の株価が
大きく伸びました。
トランプ氏について株式市場は
警戒から一転して、歓迎ムードになりつつあります。
金融セクターが大きく伸びており
逆にハイテクセクターが全体的に弱い動きになっています。
しかし本日の株高によっても、依然として
ダウ平均・S&P500・ナスダックの3指数はこれまでの
最高値は抜いておらず、単なるご祝儀相場の可能性は
否定できません。
トランプ歓迎ムードが1日で終わってしまうのか、
それとも各株式指数で最高値を更新する程の
持続性があるのか、今後見極めが必要と考えます。