2月, 2016
スタンレー電気(6923) vs オプテックス(6914)
2016年2月10日10日のサヤ取りデイトレですが
売り 6923 スタンレー電気
買い 6914 オプテックス
を取り上げてみました。
デイトレ天国というか、銘柄候補が非常に多くあるのですが
動きが大きいものは、決算関連ものが多くて
なかなか手が出しくい感じもします。
そんな中で出てきたのが、このペアです。
オプテックスが14%以上も下落しており、サヤは7%拡大。
直近の相関は高いペアになりますので
デイトレ候補として、狙って見たいと思います。
値動きが大きいので、こんな時は、デイトレは楽しいです。
今日の寄りつきですが、ここ最近のデイトレでは
かなり落ち着いた寄り付きになり、普通にエントリー。
あとは、ほぼ放置プレーで見守ることにしました。
デイトレエントリーしたものの
2月限月オプションが最終売買日だったこともあり
あまり個別銘柄を追いかけることもせずに
本当に放置そのもの。
10時くらいに見てみたら、あんまりサヤとしては動いておらず
そのまま、さらにしばらく放置。
しばらく放置しても、サヤとしてはキレイに動いており
日経とやや連動する形で、どちらもジワジワの下落。
あまりに動かないので、若干マイナスでしたが
決済しておわりとなりました。
日経平均15,500円割れ 追証処分売り
2016年2月10日10日の日本市場は、大幅続落となりました。
日経平均株価の終値は、372円安の15,713円となりました。
昨日に続き大幅安となり、一時は、15,500円を割り込んでいます。
アメリカ市場が下げ渋ったのを受けて
寄り付きは、落ちついた感じの動きだったのですが
リスク回避姿勢が継続して、今日も売りの流れとなりました。
一段安となったことを受けて、追証を避けるための投げ売りや
さらに先物への仕掛け売りもあり、大幅続落しています。
追証の投げ売りは、もう少しありそうな気がします。
為替市場も、株価の下落と合わせて円高に向かいましたが
今日は為替への連動はやや薄れ、為替との相関だけでみると
かなり売られすぎではないかという感じでした。
とにかく、リスク回避の流れに全体が向かっています。
日本市場でも、銀行株の下落がきつくなっており
メガバンクが軒並み5%以上の下落となっています。
明日は日本市場がお休みになることもあるので
ポジションが取りにくい日になります。
金曜日の寄りは、SQ算出もありますので
日本市場的には、来週になってから相場が落ち着くかなとみてます。
欧州銀行売り止まらず
2016年2月10日9日のアメリカ市場は、やや下落となりました。
ダウ平均の終値は、12ドル安の16,014ドルとなりました。
原油相場が下落したことを受けて、エネルギー関連が
大きく相場の足を引っ張りました。
一時は、100ドル以上の下落となりましたが
引けにかけては、医療セクターが戻して、株価も戻っています。
前日、世界株安の中心となった欧州市場は
ロンドン市場が約1%の続落となっており、引き続き売りが広がっています。
金融システムに対する懸念は、引き続き広がっています。
アメリカ市場は、やや落ち着いた動きでしたが
震源地となっている欧州の銀行は、まだ落ち着きを見せていません。
ドイツ銀行は、手元資金は十分あるという声明を出していますが
銀行の資本増強などの話が出てくる可能性もありますので
今後の動きには注意しておく必要がありそうです。
しばらくは、アメリカ市場だけではなくて
世界的な動きを追いかけて行きながら、相場を見る必要があります。
いちにち信用取引
2016年2月10日楽天証券が、今週はじめから「いちにち信用取引」をスタートさせました。
色々な証券会社が、独自のサービスを展開してきており
このいちにち信用取引も、楽天証券独自のサービスになります。
この「いちにち信用取引」の特徴は
その名の通り、持ち越しができない信用取引のポジションです。
必ず、当日内に決済されるという特徴を持っています。
いちにち信用ならではのメリットがあって
・制度信用取引対象銘柄以外も、取引が可能
・IPO後間もない銘柄の売買も可能
・日ばかりなので、金利なし
・空売りの品借り料も、最大無料
信用取引なので、通常は金利や品貸料がかかりますが
ほとんどゼロで取引できるので、コストが安いです。
なにより、通常売買できない銘柄が取引できるのは
大きなメリットですよね。
日ばかりだけとは言え、通常空売りできない銘柄が
売ることができるというのは、大きな意義があります。
信用取引は、日証金を通さないで決済ができれば
証券会社が独自で仕組みを作りやすいです。
当日内に決済されるのであれば、実際に株を借りる必要がないので
通常は売り建てできない銘柄でも、売買させてしまうことができます。
サービスとして提供してくれるのは、ありがたいです。
デイトレ限定になるのですが、有効活用できるチャンスがあると思います。
例えば
・信用取引対象外、もしくは信用銘柄(貸借対象ではない)
・直近、株価が急激に上昇した
・天井を付けて、一気に株価が下落し始めた
こんな法則が成り立つ銘柄があれば、まさに「いちにち信用」の出番です。
かなりリスクが低く、取れるんじゃないかと思います。
こういう事を考えると、作りたい仕組みがたくさん思いつくのですが
システム化して、やってみたいですね～
マイナス金利の円キャリー投資
2016年2月9日お正月2日目を迎えました。
日本が普通に仕事なので、今日は日本に合わせての仕事。
マレーシアは、ものすごく祝日は多いのですが
私だけ、明らかに休みが少ないです(泣)
一応、マレーシアのオフィスは、明日から通常業務ですが
世間的には、今週1週間はお休みしている人が多く
本格的には来週からのスタートという感じです。
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■■ 投資コラム － 長期金利 初のマイナスに ■■
今日の午後に、日本国債10年ものが
初のマイナス金利を付ける事態となりました。
日銀が当座預金のマイナス金利を導入したことで
銀行は、日銀に預けるのではなく、国債を購入して
安定運用を目指そうとしたためです
マイナス金利導入後、国債への買いがあつまり
価格は上昇する一方で、金利は下がり続けていました。
そして、今日はついに国債でもマイナス金利です。
金利がマイナスなるということは
国債を満期まで持っていたとしても、元本割れするという意味で
円建ての安定した運用先を探すのは難しくなりました。
定期預金や普通預金の金利も下がり続け
住宅ローン金利は恩恵を受けるようですが
今は、明らかにお金を借りた方が有利という状況です。
今の日本は、とにかく低金利になっています。
個人的には、こんな時にオススメなのが、円キャリーです。
要は、日本でお金を借りて海外に持ち出すということです。
為替のリスクというのはありますが
日本で低金利で借りたお金を、上手く海外で運用すれば
安定して資産を増やすことができます。
今は、マレーシアの通貨は非常に安いので
円キャリーするには、もってこいだと思うのですけどね。
ただ、これだけ低金利になったとしても
銀行の融資姿勢については、今までと変わっていません。
お金を借りたいと言っても
住宅ローンなどの目的であれば問題ないでしょうが
まず、海外で投資したいという目的では
銀行はお金を貸してくれはしません。
せっかくの低金利でも、銀行が貸してくれなければ
結局は全体のスキームとしては上手く活用できません。
私は、日本の会社で、できるだけ借入を作ろうと
色々考えてはいますが、会社でもなかなか銀行融資は厳しいです。
いずれにしても、今はお金借りてもタダみたいな金利なので
借りておいて、上手に活用するのが得策ではないかと思います。
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■■ 世界市況の様子 － 欧州銀行 マイナス金利の悪影響 ■■
8日のアメリカ市場は、続落となりました。
ダウ平均の終値は、177ドル安の16,027ドルとなりました。
世界的に相場が大崩れとなっており
アメリカ市場というよりは、欧州市場の動きが影響しています。
欧州圏での銀行関連の収益悪化が懸念されており
日本でもマイナス金利導入の結果をコラムに取り上げましたが
ECBでもマイナス金利が導入されており、金融機関の収益を圧迫するのは
日本と同じような構造になっています。
特に、財政的に厳しいギリシャが苦しい状況で
金融システムが成り立たないのではないかという懸念が出ています。
さらに、原油価格は下落となり、1バレル30ドルを再び割り込む流れ。
こうした背景を受けて、安全資産として見られている円に買いが集まり
対ドル、対ユーロで、急速な円高の動きとなりました。
マイナス金利という手法の悪影響が出ている部分があり
欧州市場を含め、どのような流れになっていくのか
金融セクターを中心に見ていく必要がありそうです。
アメリカの天然ガス生産のチェサピーク・エナジーが
破産申請の準備をしているとの噂が伝わり
株価は50%の急落となりました。
会社は、破産申請については真っ向から否定していますが
こうした話題が出てしまうと、会社の信用に関わるので
なかなか立ち直るのは厳しい気がします。
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■■ 日本市況の様子 － 日経大暴落 円高の流れ急ピッチ ■■
9日の日本市場は、大暴落となりました。
日経平均株価の終値は、918円安の16,085円となりました。
アメリカ市場が下落したことや原油価格の下落。
さらに円高が進行したことで、寄り付きから大幅安となりました。
為替市場は、1ドル114円台まで円高が進行しており
ここ数日、為替市場が1日で2円くらいは動くような
非常に激しい動きになっています。
流れ的に、円高の勢いが止まる様子がなく
110円くらいまでは、円高が進みそうな雰囲気もあります。
株価は、為替の動きと連動するように下落の一途となり
16,000円割れに迫るところまで下落しています。
SQを前にして、ちょっと下げ過ぎな感じがしなくもないですが
二番底として見ていた水準には、ほぼ到達したとみています。
個人的には、ほぼ底値で確定したので、今週はもう、あがりです。
今週は、木曜日が日本が祝日のため、SQ前に1日お休みが入ります。
SQ前に祝日があると、リスクが大きいので、あまり今週は冒険しません。
サヤ取りやっている人であれば、こんな相場も安心でしょうけど
ヘッジなしでは、今の相場は相当キツイですね。
特に買いだけの人は、勝つのはかなり難しいと思います。
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■■ サヤ取り デイトレ － トヨタ自動車(7203) vs レオン自動機(6272) ■■
9日のサヤ取りデイトレですが
売り 7203 トヨタ自動車
買い 6272 レオン自動機
を取り上げてみました。
銘柄名だけみると、一瞬自動車関連？と思わせるかもしれませんが
レオン自動機は、食品関連の機械製造の会社なので
全く自動車関連とは関係がありません(笑)
先週末発表された、レオン自動機の決算が影響しており
今日は東証1部の値下がり率トップ。
ただ、決算を見ても、そこまで悪い感じがしません。
相手ペアとして、関係はないのですが意外と直近の動きが
相関が高いトヨタ自動車を相手ペアとして選定してみました。
8日だけで、サヤが17%も開いているビックペアですので
ここは思いっきり狙って見たいと思います。
とにかく、デイトレが狙いにくい寄り付きが続き
なかなか銘柄が寄らずに、苦労する感じです。
ただ、このペアの場合は、17%もサヤがあるので
気配値から計算しても、まあ行ける範囲として
目をつむってのエントリー。
レオン自動機が、寄ってから急反発して
瞬間的にサヤが一気に4%も縮小して、これは行ける！と思ったのですが
あっという間に、そんな流れもおわり。。。。
結局、0.7%くらいのプラスで終わってしまいました。
欲張りすぎなのかもしれませんが、あのタイミングでは決済できないです。
※「サヤ取り デイトレ」のコーナーですが
明日のサヤ取り デイトレペア候補については
サヤ取り王子の株式投資情報「プレミアム版」限定で配信しています。
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■■ 公開サヤ取りペア － 内需新ペアを追加 ■■
[2/3 寄り仕掛け] 5営業日目
保有銘柄 買値 現在値 損益率
売 9602 東宝 3065 2913 4.96%
買 7201 日産自 1144 1003.5 -12.28%
損益率 -7.32% 目標値 5%
大きくサヤが拡大してしまい、損失が7%にもなってしまいました。
久々に大きく損切りになったような気がします。数ヶ月ぶり。
相場の変動が大きいので、ある程度は仕方ありませんが
為替の影響を受けやすい組み合わせになっていたので
残念ながらヘッジしきれませんでした。
明日の寄り付きに、少しでも戻ってくれる事を願って。
[2/4 寄り仕掛け] 4営業日目
保有銘柄 買値 現在値 損益率
売 9437 ＮＴＴドコモ 2755 2732.5 0.82%
買 2914 ＪＴ 4580 4540 -0.87%
損益率 -0.06% 目標値 5%
今日からペア名が一般公開になります。
こちらは、やや内需中心という銘柄になってきますので
値動きとしては、割と安定しています。
こういう相場には、この手の内需関連ペアは
安定してペアとして狙っていけると思います。
[2/9 寄り仕掛け] 1営業日目
コード 損益率
売 2*** -1.25%
買 2*** 0.56%
利益率 -0.69% 目標値 5%
今日から、新ペアとして追加しています。
荒れた相場なので、安定したポートフォリオという意味で
クロス銘柄での仕掛け＋内需関連ペアで
安定度を重視したペアにしています。
サヤの流れとしては、拡大の流れの中なのですが
その中にも周期的な上下があるため
割と瞬間勝負的なペアになってきます。
タイミングを大事にしていきたいです。
※サヤ取り公開ペアは、4営業日目から銘柄名が公開となります。
プレミアム版メルマガでは、全ての銘柄名が公開となります。
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■■ サヤ取り 編集後記 ■■
サヤ取り公開ペアは、1ペアをエントリーしました。
2ペアエントリーする予定だったのですが
もう一つの候補が、寄り付きからあまりに動きが見られ
為替連動ペアは、ちょっと動きが危ないところがあり
1ペアに限定してのエントリーとしました。
実際、1ペアは為替の動きがヘッジしきれずに
大きな損失になってしまいましたので
この教訓を活かしたペアを組みたいと思います。
今日もメルマガを読みいただきまして、ありがとうございました。
では、また明日～
更新： サヤ取り王子のブログ | No Comments »
内需新ペアを追加
2016年2月9日
[2/3 寄り仕掛け] 5営業日目
保有銘柄 買値 現在値 損益率
売 9602 東宝 3065 2913 4.96%
買 7201 日産自 1144 1003.5 -12.28%
損益率 -7.32% 目標値 5%
大きくサヤが拡大してしまい、損失が7%にもなってしまいました。
久々に大きく損切りになったような気がします。数ヶ月ぶり。
相場の変動が大きいので、ある程度は仕方ありませんが
為替の影響を受けやすい組み合わせになっていたので
残念ながらヘッジしきれませんでした。
明日の寄り付きに、少しでも戻ってくれる事を願って。
[2/4 寄り仕掛け] 4営業日目
保有銘柄 買値 現在値 損益率
売 9437 ＮＴＴドコモ 2755 2732.5 0.82%
買 2914 ＪＴ 4580 4540 -0.87%
損益率 -0.06% 目標値 5%
今日からペア名が一般公開になります。
こちらは、やや内需中心という銘柄になってきますので
値動きとしては、割と安定しています。
こういう相場には、この手の内需関連ペアは
安定してペアとして狙っていけると思います。
[2/9 寄り仕掛け] 1営業日目
コード 損益率
売 2*** -1.25%
買 2*** 0.56%
利益率 -0.69% 目標値 5%
今日から、新ペアとして追加しています。
荒れた相場なので、安定したポートフォリオという意味で
クロス銘柄での仕掛け＋内需関連ペアで
安定度を重視したペアにしています。
サヤの流れとしては、拡大の流れの中なのですが
その中にも周期的な上下があるため
割と瞬間勝負的なペアになってきます。
タイミングを大事にしていきたいです。
トヨタ自動車(7203) vs レオン自動機(6272)
2016年2月9日9日のサヤ取りデイトレですが
売り 7203 トヨタ自動車
買い 6272 レオン自動機
を取り上げてみました。
銘柄名だけみると、一瞬自動車関連？と思わせるかもしれませんが
レオン自動機は、食品関連の機械製造の会社なので
全く自動車関連とは関係がありません(笑)
先週末発表された、レオン自動機の決算が影響しており
今日は東証1部の値下がり率トップ。
ただ、決算を見ても、そこまで悪い感じがしません。
相手ペアとして、関係はないのですが意外と直近の動きが
相関が高いトヨタ自動車を相手ペアとして選定してみました。
8日だけで、サヤが17%も開いているビックペアですので
ここは思いっきり狙って見たいと思います。
とにかく、デイトレが狙いにくい寄り付きが続き
なかなか銘柄が寄らずに、苦労する感じです。
ただ、このペアの場合は、17%もサヤがあるので
気配値から計算しても、まあ行ける範囲として
目をつむってのエントリー。
レオン自動機が、寄ってから急反発して
瞬間的にサヤが一気に4%も縮小して、これは行ける！と思ったのですが
あっという間に、そんな流れもおわり。。。。
結局、0.7%くらいのプラスで終わってしまいました。
欲張りすぎなのかもしれませんが、あのタイミングでは決済できないです。
日経大暴落 円高の流れ急ピッチ
2016年2月9日9日の日本市場は、大暴落となりました。
日経平均株価の終値は、918円安の16,085円となりました。
アメリカ市場が下落したことや原油価格の下落。
さらに円高が進行したことで、寄り付きから大幅安となりました。
為替市場は、1ドル114円台まで円高が進行しており
ここ数日、為替市場が1日で2円くらいは動くような
非常に激しい動きになっています。
流れ的に、円高の勢いが止まる様子がなく
110円くらいまでは、円高が進みそうな雰囲気もあります。
株価は、為替の動きと連動するように下落の一途となり
16,000円割れに迫るところまで下落しています。
SQを前にして、ちょっと下げ過ぎな感じがしなくもないですが
二番底として見ていた水準には、ほぼ到達したとみています。
個人的には、ほぼ底値で確定したので、今週はもう、あがりです。
今週は、木曜日が日本が祝日のため、SQ前に1日お休みが入ります。
SQ前に祝日があると、リスクが大きいので、あまり今週は冒険しません。
サヤ取りやっている人であれば、こんな相場も安心でしょうけど
ヘッジなしでは、今の相場は相当キツイですね。
特に買いだけの人は、勝つのはかなり難しいと思います。
欧州銀行 マイナス金利の悪影響
2016年2月9日8日のアメリカ市場は、続落となりました。
ダウ平均の終値は、177ドル安の16,027ドルとなりました。
世界的に相場が大崩れとなっており
アメリカ市場というよりは、欧州市場の動きが影響しています。
欧州圏での銀行関連の収益悪化が懸念されており
日本でもマイナス金利導入の結果をコラムに取り上げましたが
ECBでもマイナス金利が導入されており、金融機関の収益を圧迫するのは
日本と同じような構造になっています。
特に、財政的に厳しいギリシャが苦しい状況で
金融システムが成り立たないのではないかという懸念が出ています。
さらに、原油価格は下落となり、1バレル30ドルを再び割り込む流れ。
こうした背景を受けて、安全資産として見られている円に買いが集まり
対ドル、対ユーロで、急速な円高の動きとなりました。
マイナス金利という手法の悪影響が出ている部分があり
欧州市場を含め、どのような流れになっていくのか
金融セクターを中心に見ていく必要がありそうです。
アメリカの天然ガス生産のチェサピーク・エナジーが
破産申請の準備をしているとの噂が伝わり
株価は50%の急落となりました。
会社は、破産申請については真っ向から否定していますが
こうした話題が出てしまうと、会社の信用に関わるので
なかなか立ち直るのは厳しい気がします。
長期金利 初のマイナスに
2016年2月9日今日の午後に、日本国債10年ものが
初のマイナス金利を付ける事態となりました。
日銀が当座預金のマイナス金利を導入したことで
銀行は、日銀に預けるのではなく、国債を購入して
安定運用を目指そうとしたためです
マイナス金利導入後、国債への買いがあつまり
価格は上昇する一方で、金利は下がり続けていました。
そして、今日はついに国債でもマイナス金利です。
金利がマイナスなるということは
国債を満期まで持っていたとしても、元本割れするという意味で
円建ての安定した運用先を探すのは難しくなりました。
定期預金や普通預金の金利も下がり続け
住宅ローン金利は恩恵を受けるようですが
今は、明らかにお金を借りた方が有利という状況です。
今の日本は、とにかく低金利になっています。
個人的には、こんな時にオススメなのが、円キャリーです。
要は、日本でお金を借りて海外に持ち出すということです。
為替のリスクというのはありますが
日本で低金利で借りたお金を、上手く海外で運用すれば
安定して資産を増やすことができます。
今は、マレーシアの通貨は非常に安いので
円キャリーするには、もってこいだと思うのですけどね。
ただ、これだけ低金利になったとしても
銀行の融資姿勢については、今までと変わっていません。
お金を借りたいと言っても
住宅ローンなどの目的であれば問題ないでしょうが
まず、海外で投資したいという目的では
銀行はお金を貸してくれはしません。
せっかくの低金利でも、銀行が貸してくれなければ
結局は全体のスキームとしては上手く活用できません。
私は、日本の会社で、できるだけ借入を作ろうと
色々考えてはいますが、会社でもなかなか銀行融資は厳しいです。
いずれにしても、今はお金借りてもタダみたいな金利なので
借りておいて、上手に活用するのが得策ではないかと思います。
