欧州銀行売り止まらず
9日のアメリカ市場は、やや下落となりました。
ダウ平均の終値は、12ドル安の16,014ドルとなりました。
原油相場が下落したことを受けて、エネルギー関連が
大きく相場の足を引っ張りました。
一時は、100ドル以上の下落となりましたが
引けにかけては、医療セクターが戻して、株価も戻っています。
前日、世界株安の中心となった欧州市場は
ロンドン市場が約1%の続落となっており、引き続き売りが広がっています。
金融システムに対する懸念は、引き続き広がっています。
アメリカ市場は、やや落ち着いた動きでしたが
震源地となっている欧州の銀行は、まだ落ち着きを見せていません。
ドイツ銀行は、手元資金は十分あるという声明を出していますが
銀行の資本増強などの話が出てくる可能性もありますので
今後の動きには注意しておく必要がありそうです。
しばらくは、アメリカ市場だけではなくて
世界的な動きを追いかけて行きながら、相場を見る必要があります。