ギリシャ支援合意への道のり
ギリシャ合意が、目前となったようです。
本当は12日に確定する予定でしたが
特にドイツの反発が強く、かなり協議は難航しましたが
条件付で、ギリシャへの第3次支援がまとまった様子です。
3年間で860億ユーロの規模となる見通しです。
支援プログラムとしては、まとまりましたが
ギリシャの議会で、財政緊縮についての法案をまとめ
成立させるというのが条件になっています。
ギリシャ議会は、15日までに法案を成立させて
支援プログラムの意向に沿う形で、法案をまとめる必要があります。
結局の所、国民投票で否決されたはずである財政緊縮について
ほとんど飲む内容になっていますので、国民の反発があるようです。
すんなりと、議会でも承認されるかは、不透明と言えるでしょう。
かなりの強行策ではありますが、支援をまとめに来た感じです。
何が正解かは分かりませんが、まとまらない交渉をしても無意味で
リーダーシップを発揮したのではないかと思っています。
さてさて、問題は支援が実行された後も続きます。
結局のところ、大きな借金を抱えたものが
一気に返せるようになるのか?という事だと思います。
ギリシャが要求しているように、債権放棄などしてくれれば
支払利息が減って、返済できる見通しも付きそうですが
現実的に返済可能なのか?ということです。
今回は、第3次支援プログラムとなっていますが
第4次支援プログラムは、さすがにないと思われます。
個人で考えても同じだと思うのですが
多くの借金を抱えている人が、ちょっと生活費を削ったくらいでは
借金を完済できる見込みは立たないと思います。
どうも、緊縮財政という名目でやっていますが
行き詰まりがあるような気がしてならないです。
新たな収入源を作るべく、入りを増やすことを考えていかないと
いずれ、行き詰まるのではないかと思います。
昔には、世界的に消費税なるものはありませんでした。
日本でも導入されて、税率は上がる一方。
でも、消費税率を上げるにしても、限界は必ずあります。
このまま行っても、いずれ限界がやってくるのは
日本も含めて、どの国も同じような気がしています。
税収を上げることで、国家財政を健全化させることには
近いうちに限界がやってくると思っています。
世界経済は、いったいどこに向かっているのでしょうか。
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