雇用統計 市場予想上まわる
先週金曜日のアメリカ市場は、大幅上昇となりました。
ダウ平均の終値は、369ドル高の17,847ドルとなっています。
大きな戻りとなっており、久々の大きな上昇です。
雇用統計の発表があり、非農業部門の雇用者数が
市場予想を上まわる21万1000人となっており
過去の数字も上方修正され、良い結果となりました。
この雇用統計の結果を受けて、市場では12月の利上げはほぼ確定。
アメリカの経済は好調を維持していると受け止められています。
為替市場は、利上げを前提にした動きとなっており
ドル高への動きを強めています。
前日に、思わぬECBの資産買入枠増加が見送りとなり
本来ユーロ安となるところが、ドル安に見舞われましたが
雇用統計の数字を受けて、為替も戻ってきています。
もうひとつ焦点となっていた、OPECの生産上限の設定ですが
協議が不調におわり、上限設定をすることができませんでした。
OPEC参加国の意見が割れており、まとまりがなくなっています。
個人的に驚いたのが、これだけ原油安になったにも関わらず
アメリカのオイル生産量が落ち込んでいないこと。
OPEC vs アメリカの戦いは、最終的にどちらに軍配があがるのか。