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投資コラム

ボラティリティで図る 相場の変動予測

英国での国民投票が開始されています。
 
日本時間の24日の未明には、体勢が決まる見込みです。
 
直前の世論調査の結果は
残留派がさらにリードを広げる結果となっており
事前の予想では、残留の確率が80%となっています。
 
投票日が近づくにつれて、残留率が高まっており
これでほぼ残留決定とみられています。
 
 
市場の急激な変動を予想する指標として
IV(インプライドボラティリティ)というのがあります。
 
通常の相場では、IVは20くらいの数値をとりますが
昨日、おとといあたりではIVは40近くになっており
何か起こったら大きな変動が起こるという指標になります。
 
一般にIVが高い方が、大きな相場変動が起きやすい
アメリカ市場では恐怖指数などとも呼ばれています。
 
特に相場の下げ足は非常に速いので
下落側のIVは高くなるのが、こういう相場では一般的です。
 
 
国民投票の予想が、残留派優位になってくると
IVの指数も投票日が近づいているにもかかわらず
かなり低下してきています。
 
相場の弱気度を測るためには
IVを見るのが一番わかりやすいです。
 
ちなみに、IVを見るには、先物の口座を開設して
オプションが使えるようにしておけば
基本的にリアルタイムのIVが見えるようになります。
 
相場の下落ムードを探るように
IVの指標を活用できるようにしておきましょう。
こうした環境も、あらかじめ持って行くことが必要です。

2016年6月23日
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