家電業界の未来
日本は祝日の合間の相場になりましたが
家電関連のセクターで、いくつか材料が出ています。
一つ目は、シャープですが
鴻海による買収的続きが完了したと発表しています。
前回、鴻海は直前で出資を取りやめた経緯があるため
今回も最後まで予断を許さない状態でしたが
中国当局による審査が無事に完了して
買収完了となりました。
850億円くらいあった債務超過が解消となり
シャープの株価は、一時20%以上の上昇となっています。
ただ、直近の決算内容を見ると
巨大な赤字をまだ垂れ流しており
このままだと、鴻海の増資も早期に尽きそうな勢いですが
3000億円のコミットメントラインも設定されたので
資金的には、しばらくは大丈夫そうです。
一方でプラスの材料が発表になったのが東芝。
赤字予想から一転して、黒字予想に上方修正しています。
東芝は家電事業を、中国の家電大手美的集団へ売却し
身軽になって、半導体記憶装置を中心にしています。
この構想がうまく機能しており、黒字転換へ。
シャープは、資本が変わったものの
家電事業に集中する構図は、今のところ変わっていません。
家電事業では、なかなか日本の技術的優位性で勝負するのは
かなり難しい時代になってきています。
アップルのように、世界から安く部品を調達し
デザインや組み立てる力で勝負していくというのが
時代のトレンドになっています。
シャープも東芝も、アップルのような戦略とは違いますが
日本の家電メーカーに未来はあるのでしょうか?!
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