日銀のETF買いで、日銀株主増える
今日のYahooニュースで、気になる記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-11868200-bloom_st-bus_all
日銀がETF買いを進めていますが
その結果として、間接的に日銀が保有する株の比率が増えており
計算上は、日銀が筆頭株主になるケースが増えてきているということです。
まあ、確かに日銀が株を買い続ければ
ETFという名目で間に入っていますが
間接的に、日銀が色々な銘柄の株を持っていることになります。
気になったのは、その割合の高さで
2016年8月の時点で、日経平均株価採用の225銘柄のうち
実に75%の銘柄で日銀が上位10位以内の株主になっているということです。
前回の金融政策決定会合で、ETFの買い入れ枠を倍増しましたが
私が思っている以上に、株の買い占めが進んでいる印象です。
債券の方は、既にかなりの割合が日銀によって占められていますが
まだ、こちらはインフレを進めるためや、低金利政策という意味で
納得できる部分はあるのですが、株の場合は違います。
日銀によって多くの株が買われてしまうと
そもそもの市場の流動性が、どんどん薄れて行ってしまいますし
出口戦略が難しそうな気はします。
今のように、日銀のETF買いに期待で株価が上がっているうちはいいですが
一定の割合が、日銀が間接的に株を持つようになると
いずれ飽和状態に近い形になっていきますし
株の流動性が大きく低下することにも成りかねません。
日銀がETFを買い進めていく先には
どのような未来が待っているのでしょうか・・・
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