先物取引時間拡大のサヤ取りへの影響
少し前に、東証のシステムがアップデートされて
先物取引の取引時間が拡大されました。
もともと、9時からの取引開始だったものが
8時からの取引開始になったのですが
つい最近のサヤ取りの取引で、ちょっと使いにくいなぁと思っています。
もともと、サヤ取りのエントリーには
寄りつきのタイミングを使うことを推奨しており
相手銘柄に先物を入れる場合でも、従来は9時の寄りつきなので
時間的な問題は出ないでエントリーができました。
しかし、東証のシステムが変更になってから
寄りつきの時間が8時になってしまったので
現物の寄りつき9時と、1時間の時間差が生まれています。
サヤ取りのエントリーは、「同時に」というが大鉄則なので
1時間もの差があるというのは致命的です。
さらに、この寄り付き前の1時間というのは
重要な指標が発表になったりするタイミングなので
先物も大きく動く可能性がある時間帯です。
さすがに、それを無視して、先物だけは8時にエントリーするのは
リスクが大きいと言わざるを得ません。
結局のところは、あまり良い方法はないのですが
・先物のエントリーを9時ちょうどまで待つ
・現物と同じ時間に寄りつく、ETFを使う
というくらいしか選択肢がありません。
ETFが使えるくらいであれば、先物は考えないのですが
なんと言っても、先物はレバレッジがきくのが良いところで
ETFで代用というのはちょっと・・・という感じがします。
なかなか、良い選択肢がないのですが
時間指定で売買できる仕組みなんて言うのがあったら
個人的には嬉しいのですが、そんな需要はないでしょうね。。。
先物とのサヤ取りは、ちょっとやりにくくなっていますが
限られた選択肢の中で、工夫してやっていきましょう。
ブログランキングに参加しています。記事を読んでいただいたら、下のバナーをポチッとご協力お願いします。
株式投資 ブログランキング