アメリカ利上げ期待で円安進行
29日の日本市場は、大幅反発となりました。
日経平均株価の終値は、376円高の16,737円となっています。
先週末のイエレン議長の講演での、利上げの前向きな発言を材料として
為替が円安に進行したことが、株価にプラスに働いています。
ドル円相場は、1ドル102円台への円安になって
一時は400円以上のプラスになっています。
確かに、円安には進みましたが、このくらいの為替水準では
やや過剰反応のような気がします。
まあ、100円割れが薄れたというのが大きいのでしょう。
輸出関連株が大きく上昇してきており
トヨタ自動車も、一時は4%を超える上昇となっています。
また、ファーストリテイリングなどの値がさ株も堅調で
指数寄与度の高い銘柄が、軒並み高くなっています。
先週末に一時下落したこともあって
今週は大幅反発からのスタートとなりましたが
17,000円を回復に行くような勢いがあるとも思えません。
今週末の雇用統計を控えて、また方向感の定まらない
出来高の少ない週になるのではなかと見てます。