ダウ平均は150ドル以上伸びるも利上げ観測から失速
10月14日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 18,138ドル(+39ドル)
・S&P500 2,132.98ポイント(+0.43ポイント)
・ナスダック 5,214.16ポイント(+0.82ポイント)
14日の米国株式市場は、若干の反発。
朝方は企業業績の伸びへの期待から
ダウ平均は、一時162ドルまで上昇。
しかしNY連銀ダドリー総裁がインタビューで
年内の利上げを予想、との発言が伝わると
利上げへの警戒感から、株式市場は売り優勢の展開へ。
最終的にダウは+39ドルの値上がりで着地しました。
尚、ダウ平均の値上がり寄与度1位は
ゴールドマンサックスの+3.1%。
14日の金融株の強さの象徴となりました。
この所、年内利上げの可否に市場は左右されていますが
12日に発表されたFOMC議事録からは
FOMC内でも利上げの賛否が分かれている姿が垣間見えます。
よって、年内の利上げありきと考えるのは時期尚早。
ただし市場で他に大きなテーマが生じない間は
当面利上げ問題で、相場が左右される展開が
続くと考えられます。
利上げは、景気回復=企業業績の伸び、が大前提であり
現在続いている決算発表の行方は、利上げの行方を占う上でも
注目を続けたい、と思います。