トランプ氏勝利で株式市場への影響は?
今日の市場は、トランプ氏の勝利の話題で持ちきりです。
時系列に見ていくと、序盤はクリントン氏優勢で
日経平均株価は200円以上の上昇となっていました。
ところが、開票が進むうちに、トランプ氏が優勢となると
一気に株価は下落の動きに。
まさに、EU離脱の選挙の時と、全く同じようなパターンです。
市場が昼休みに入ると、一気に下落の動きとなり
休み明けに一気に窓を開けての下落に。
日経平均株価は、1000円を超える下落となりました。
為替市場が、1ドル101円台の円高まで動いたこともあり
円高の動きが、株価の動きにさらに輪を掛けて
マイナスの動きになりました。
先物オプションは、IVが50を超えるボラティリティとなり
プットのオプション価格が一気に上昇。
選挙の行方が確定するまでは、コールもプットも
IVが上昇するという、不確定要素の強い相場となりました。
奇しくも、EU離脱と同じような状況となり
オプション市場は、ただ買っていれば良かっただけの
ボラティリティの高い相場になっています。
ナイトセッションが始まっていますが
先物市場は、早くも戻りを試しています。
これもEU離脱の時と同じで、投票結果の開票中は不安が高まり
相場が一気に下落となりましたが、ご存じの通り
何もなかったかのように、相場は戻りとなりました。
今回も同じとなるかは分かりませんが
先物市場は、既に500円以上のプラスになっており
回復も早い動きになっています。
さて、今後の相場の動きですが
もともと、トランプ氏勝利の場合は
日経平均株価が15,000円くらいまで下がるなんて予想がありましたが
はっきり言って、あまり当たる感じがしません。
既に相場は戻っていますし、トランプ氏の勝利=経済にマイナスかは
今の時点で判断するのは時期尚早と言えます。
ボラティリティの高い時に判断すると
ろくな事がありませんので、冷静に判断するのが吉です。
相場が少し落ち着くまでは、冷静に見守るの良いと思います。
人間心理として、経済にプラスかマイナスかよりも
先が見通せない不透明予想があると、相場はマイナスに動きます。
トランプ氏の政策が、経済にどのような影響を与えるのか
それが読み切れないのがマイナスなだけですので
実際に、どのように経済的にマイナスなのかが分かるまでは
あまり悲観的に考えるべきではないでしょう。
まあ、株価の動きはさておき
良くトランプ氏が勝利したなぁというのが個人的な印象です。
よほど、アメリカ国内での不満が高まっていたということなのでしょうね。
ある意味、選挙の意義があっていいと思いますが
最後まで何が起こるか分からないものです。
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