大統領選挙にみる確率論
アメリカの大統領選挙、大方の予想の結果から外れ
大きなサプライズを生んでいます。
ただ、今回の選挙から、私達が学ぶことも非常に多いです。
サヤ取りにも関係するところで、今回の大統領選挙の内容を振り返ります。
これだけ統計の技術が発達した中でも
アメリカの各種メディアの予想が大ハズレしたというのは
非常に奇妙な事です。
しかし、私達が気をつけないと行けないのは
各メディアンの伝え方も
クリントン氏とトランプ氏の勝利の確率を予想していたということです。
あくまで確率で、どちらが勝利するかの割合を示しただけです。
天気予報と同じで、雨の確率が何パーセントという予想になっています。
確率が100%でない限り、必ず雨が降りますという断定ではありません。
今回のアメリカ大統領選挙も、メディアによって数字はかなり違いますが
トランプ氏の勝利の確率は、25%くらいの数字はありました。
その確率の中の事が現実的になったというだけに過ぎません。
まあ、それでも、昨今の集計技術から考えてみると
そんなに確率から外れるものかなぁとは思ってしまいますが。
また、今回の選挙は、メディアの影響は、ものすごく大きいと思います。
事前予想を外したというのも、大きな大罪だと思いますが
予想を公表したことで、ある程度世論を操作しようとしたとみられても
不思議ではありません。
人によっては、クリントン氏が有利と伝えられれば
だったら、私だけトランプ氏に投票すれば、少しは選挙が面白くなるかな?
と思うような人が出てくるかもしれません。
こんな人が増えれば、選挙結果が大きく変わってきます。
また、株価的に見ても、事前予想では、トランプ氏勝利の場合は
株価が大きく下げるという報道がされていました。
よって、トランプ氏勝利に傾いた瞬間に、相場は大崩れ。
しかし、本場アメリカの相場では、トランプ氏勝利でもプラスの引けとなり
これまた事前のマスコミ予想が大ハズレした瞬間でもあります。
結局のところ、専門家の見立てや、メディアの報道内容が
必ずしも現実と一致しないということが証明されました。
これだけで大きな出来事で立て続けに外されてしまっては
相場の先行きを見通すことなんて、到底不可能です。
いつ何が起こるか分からないというが現実。
何が起こっても良いように、サヤ取りのようなヘッジ手法で
相場を守っていくことが必要ではないでしょうか。
※投資コラムは、柿田の経験に基づき、サヤ取りだけに限らず
様々な投資や事業を通じての気付きをご紹介していきます。
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