日銀の景気判断上方修正を受け後場から急伸
12月20日(火)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 19,494円(+102円)
・TOPIX 1,552.3ポイント(+3.3ポイント)
・東証1部出来高 19億2972万株
・同売買代金 2兆3388億円
・同値上がり1,230銘柄、値下がり626銘柄、変わらず143銘柄
20日は日経平均で100円以上の値上がりとなり
年初来高値を更新。
昨日のアメリカ市場の小幅な値動きを受け
日本市場も前場は小動きの展開で、前日比はそれほど
変わらない価格で推移しました。
しかし前場の終了後、日銀が景気の現状判断の
上方修正を発表し、後場の直後から株が買われる展開に。
またドル円も同じタイミングで円安方向に動き始めた結果
年初来高値更新、日経平均で102円の上昇となりました。
日経平均採用の個別銘柄では
先日東欧のビール会社を約9000億円で
買収すると発表し、買収金額の高さより売られていた
アサヒグループHD(+3.33%)が買い戻され上昇率1位。
一方、先週の相場を牽引した東京電力HD(-3.37%)が
下落率1位となりました。
出来高が2兆円台前半で、何事も無ければ
前場のように凪相場となり、突発的な出来事があれば
後場のように一気に動く、という、年末相場の典型例と
なる1日となりました。
出来高が乏しい中、急な値動きに右往左往することないように、
注意したいと思います。
ところで、日銀は景気を上方修正しましたが
実感としては、あまり変わっている感じはしません。
物価上昇も変化がありませんし
トランプ氏の勝利で、株価が上昇してきているくらいでしょうか。
日銀というよりは、トランプ氏のお陰ですかね。