トランプ相場の転機、ドル安につられ株価も下落
1月17日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,826(-58ドル)
・S&P500 2,267.8(-6.7ポイント)
・ナスダック 5,538.7(-35.3ポイント)
17日は3指数揃っての下落。
トランプ新大統領が、経済誌のインタビューで、
ドルが高すぎる、と発言しているのが明らかになり
これがきっかけにドルが急落。
ドルインデックスで見ると、下落トレンド入りが決定で
ドルの下落につられるように株価も下落しました。
更にイギリスのメイ首相による、ハードブリグジットでの
EU離脱表明がありましたが、予想通りの発言であり
材料出尽くしとなりました。
その結果、ドルを売ってポンドが買われる展開となり
ドルの下落が更に勢いづくこととなりました。
トランプ相場を支えてきたドル高が、今回のインタビューを契機に
一旦幕引きとなり、それに伴うようにトランプ相場を牽引した銘柄が
JPモルガン-3.63%
ゴールドマンサックス-3.50%
との下落で、ダウ平均採用銘柄の下落率で1位と2位を占めています。
各指数の下落率はそれ程ではありませんが
相場の背中を押してきたドル高要因が今後は
消える可能性が高いです。
その意味ではトランプ相場が転機を迎えた、と言えます。
今後、為替と株価の相関関係がどのように変化するか
注意深く見守りたいと思います。