1987年以来の10営業日連続の最高値更新
2月23日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,810ドル(+34)
・S&P500 2,363.8ポイント(+0.9)
・ナスダック 5,835.5ポイント(-25.1)
23日はダウ平均は上昇、S&P500は小動き、ナスダックは下落と
久しぶりに3指数バラバラの展開となりました。
ダウ平均の最高値更新は何と10日連続、1987年以来30年ぶりの
出来事となりました。
ただし1987年はブラックマンデーで株価が大暴落をしており
一部ではその類似性を指摘する声も上がっています。
またダウ平均上昇の一方で、リスク回避指標の金が急騰しています。
足元の市場は、トランプ大統領の減税案の発表待ちの
状態ですが、側近のムニューチン財務長官がインタビューで
減税については先送りとも言うべき発言を行っています。
市場は殆どスルーしていますが、28日にトランプ大統領の
議会演説が控えており、非常に気になる発言となりました。
議会演説では減税の具体案が何も出てこない可能性があります。
ダウ平均10連騰という歴史的快挙ではありますが
足元は減税への期待感で買われている面が多分にあります。
28日のトランプ大統領の議会演説がどのような内容になるか
注目し、今後の相場の行方を占いたいと思います。