原油急落そして金価格続落と商品市場が動く
3月8日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,855ドル(-69)
・S&P500 2,362.9ポイント(-5.4)
・ナスダック 5,837.5ポイント(+3.6)
8日はダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇と
まちまちの展開。
ただし後述する原油価格要因を除くと、これまで通り
小動きの展開となりました。
8日の最大の注目点は、原油価格(WTI)の下落。
昨年12月に産油国が減産で合意し、価格が上昇を
見せて以降は52-54ドル付近でレンジ相場を形成。
しかし政府の原油在庫統計にて原油価格の上昇が
在庫に殆ど影響を与えていないことが、改めて判明。
それを受けて原油価格は大きく下落しました。
53ドル台の価格は一気に下落し、価格の均衡点と
言われていた50ドル代に突入しました。
原油価格の急落を受けて、ダウ平均の値下がり率で
2位シェブロン(-1.97%)、3位エクソンモービル(-1.81%)
となり、原油関連株がダウ平均の下落を牽引しました。
更に金価格(XAU/USD)も昨日同様下落を続け
株価と金価格の相関は継続しています。
動かない株式市場を尻目に、原油市場が一気に動くことと
なり、また引き続き金価格も下落が止まりません。
金曜日の雇用統計、来週のFOMCを終えるまで
商品市場の動向により注目したいと思います。