三菱重工と東芝の株価が明暗分かれる
3月15日(水)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 19,577円(-32)
・TOPIX 1,571.3ポイント(-3.5)
・東証1部出来高 16億5020万株
・同売買代金 1兆6771億円
・同値上がり420銘柄、値下がり1461銘柄、変わらず123銘柄
15日は日経平均で32円安となり続落。
しかしながら市場の注目は本日晩のFOMC後の利上げ発表であり
実質的には開店休業状態の市場となりました。
出来高も遂に1.6兆円台にまで落ち込んでいます。
全体は様子見ですが、個別株の値動きで
注目すべきは日経平均採用銘柄の上昇率トップの
三菱重工(+4.16%)と下落率トップの東芝(-8.75%)。
三菱重工は米国で原発運営会社との訴訟を約141億円で
和解に持ち込み、最大数千億円とされていた損失が
杞憂となり、昨日に続き大幅上昇しました。
一方の東芝は決算発表の再延期に追い込まれ
原発事業で損失の底が見えない状況に。
原発事業に対する状況で、三菱重工と東芝が
明暗分かれる形となりました。
明日の日本市場はFOMC後の金利引き上げを受けての
オープンとなる予定です。
停滞相場が長引いており、寄付きそして前場と
思わぬ値動きを見せる可能性もあるため、ノイズ的な値動きに
惑わされることのないよう、トレンドの発生を見極めたいと思います。