オバマケア廃止法案が先送り 小動きの展開
3月23日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,656ドル(-4)
・S&P500 2,345.9ポイント(-2.4)
・ナスダック 5,817.6ポイント(-3.9)
23日は3指数揃っての下落となりましたが、小幅な下落に
留まりました。
市場が注目していたオバマケアの撤廃法案は
共和党内での調整がつかず、採決は24日以降に
見送られることに。
結果的に肩透かしとなった株式市場は、大きく動くことが
できませんでした。
為替市場も同様にそれほど大きくは動かず。
オバマケア廃止法案の前で動きの取れない市場ですが
動き始めたのが恐怖指数とも言われるVIX指数。
VIX指数は昨年12月より長く低空飛行を続けていますが
23日は2017年の最高値を付けました。
まだ警戒レベルではありませんが、これまでの低空飛行を
脱する可能性があるため、注意は必要です。
オバマケアの撤廃法案は24日以降に
再び採決の予定ですが、仮に採決し可決されたとしても
次には上院で再び議論が沸き起こる可能性があります。
トランプ大統領の予算を伴う政策第一号でもあり、
当面オバマケア撤廃の議論から目を離すことができません。
市場の状況を注視しながら、オバマケア撤廃法案の行方にも
注目したいと思います。