全面安でダウ平均採用銘柄も全銘柄下落
8月17日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,750ドル(-274)
・S&P500 2,430.0ポイント(-38.1)
・ナスダック 6,221.9ポイント(-123.1)
17日は3指数揃って大幅な下落、ほぼ
全面安とも言うべき状況となりました。
トランプ大統領の白人至上主義問題は
依然収まる気配を見せない中、トランプ大統領の
経済面での最側近のコーン国家経済会議委員長の辞任観測が浮上。
既にトランプ大統領と経済界の軋轢は
修復不可能に近い状況の中、政権の経済政策の
要となるコーン氏が辞任となれば
政権への信頼感の失墜は絶望的な状況となります。
最終的には政権がコーン氏の辞任観測を否定しましたが
トランプ政権の足元を見透かした市場は全面安に。
ダウ平均採用銘柄が全銘柄下落と言う
稀に見る下落となりました。
また場中に、スペイン・バルセロナで
自動車テロが発生し、市場心理を更に冷やすことに。
地政学リスクよりも、トランプリスクで株価が
大きく下落するとの皮肉な結果となりました。
トランプリスクの浮上により
再度VIX指数も急騰し、年内の高値水準に到達しました。
人種差別問題と言う、アメリカ社会の虎の尾を踏み
トランプ政権行き詰りの可能性が浮上しています。
株価の行方、そしてトランプ政権の行方が
俄かに注目度を増しつつあるように感じます。