ドルインデックスが2015年1月以来の安値に到達
8月29日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,865ドル(+56)
・S&P500 2,446.3ポイント(+2.0)
・ナスダック 6,301.8ポイント(+18.8)
29日は3指数揃っての上昇。
北朝鮮のミサイル発射問題とテキサス州の
ハリケーン問題を抱えながらも
買い優勢の展開で取引を終えました。
北朝鮮のミサイル問題は、軍事衝突にまでは
至らない、との楽観論が広がり、一転押し目を
拾うような状況となりました。
リスク指標のVIX指数は寄り付きこそ高く始まり
場中は大きく上昇しましたが、最終的には陰線を
付けて下落しており、市場は今回の北朝鮮問題を
大きな脅威と見ていません。
ただ注意したいのはドルインデックスの状況。
29日も下げが止まらず、遂には2015年1月以来の
安値に到達しました。
現状、安値を更新したものの2016年5月のサポレジに
引っかかっている状態。
今後ドルが上昇か下落かいずれに向かうのかで
為替市場及び株式市場に大きな影響が生じると考えられます。
株価が小康状態を続けていますが、ドルインデックスは
下落を続けています。
ドルの下落が今後株式市場にどのような影響を与えるのか
との観点も踏まえて、今後の市場を見ていきたいと思います。