共和党上院が法人減税の1年先送り案を発表
11月9日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,461ドル(-101)
・S&P500 2,584.6ポイント(-9.7)
・ナスダック 6,750.0ポイント(-39.0)
9日は3指数揃っての下落、特にダウ平均は
100ドルを超える下落となりました。
共和党上院が税制改革案を発表。
既に法人税減税の1年先送りが報じられている中で
やはり法人税減税の実施は2019年度からとの案。
法人税減税を巡る先行き不安を背景に
ダウ平均は101ドルの下落となりました。
法人税減税案について、まだ最終的な着地点は分かりませんが
上院の1年先送り案が具体化したことで
これまでの楽観論は一掃されることになりました。
またドイツにおいても指数GER30が大きく下落し
10月末からの上昇を打ち消すことになりました。
依然として10月下旬に更新した高値水準は位置していますが
現在の値位置を維持できるのか
正念場を迎えることになりました。
トランプ大統領は現在アジア訪問中であり
法人税減税問題の対応は来週からとなります。
法人減税の行方の鍵を握る
トランプ政権と共和党上院の折衝の行方に
金融市場は大きく左右される可能性が高いです。
来年度からアメリカで法人税減税が実行されるのか
実行される場合でも規模はどうなるのか
注目したいと思います。