3指数ともに小動き 次の値動きに向けた小休止
11月10日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,422ドル(-39)
・S&P500 2,582.3ポイント(-2.3)
・ナスダック 6,750.9ポイント(+0.8)
10日はダウ平均とS&P500は下落、ナスダック指数は
ほぼ動かずとなりましたが、いずれの指数ともに
小動きの展開となりました。
共和党上院が提出した減税案が2019年度からの開始であり
今後の行方が注目を浴びていますが、交渉相手の
トランプ大統領が外遊中であり、交渉は週明けからの開始。
決算発表も一段落しており、株価を動かす材料に欠き
市場は次の値動きのためのエネルギーを蓄える
1日となりました。
株式市場が小動きの中、原油価格(WTI)が57ドル台を維持。
サウジアラビアの政変により地政学リスクが注目されており
原油価格が高止まりの状態となっています。
またリスク指標であるVIX指数もまだ低い段階ながら
徐々に上昇を開始しています。
トランプ大統領は帰国後に本格化する法人税減税の問題を
最終的にどのような形で着地することになるのか。
徐々に年末が近づきつつある中
法人税の減税問題が本年最後の市場テーマとなる可能性もあります。
来週も引き続き、法人税減税問題の行方が
金融市場にどのような影響を与えるか
市場を見ていきたいと思います。