税制改革実現の不透明感もあり3指数揃っての下落
12月14日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,508ドル(-76)
・S&P500 2,652.0ポイント(-10.8)
・ナスダック 6,856.2ポイント(-19.2)
14日は3指数揃っての下落。
ダウ平均は4営業日続けての高値更新が続いており
利益確定の売りに押された形となりました。
連日の株価上昇に一旦押し目を入れやすい状況下
税制改革法案一本化に向け協議を重ねる共和党内で
不協和音が生じています。
まずはルビオ上院議員が税制改革法案に反対を表明。
またこれまで党とトランプ政権とのパイプ役でもある
ライアン下院議長が来年の中間選挙後の引退を検討と報じられ
税制改革実現に向けた暗雲が広がり始めています。
本日の株価下落は、税制改革実現への
危機感の表れと言えなくもありません。
尚、ダウ平均採用銘柄の上昇率トップは
約6兆円でフォックスを買収することに合意したディズニーの+2.75%。
大型の買収劇は株高を背景とするM&Aの代表例と
今後評されるのではないでしょうか。
週初の上院補選で共和党が敗北した後
税制改革実現に向けて徐々にハードルが高まりつつあります。
また年末であり金融市場は
動く際は一気に動く可能性もあります。
引き続き、税制改革の行方に、充分な注意を払いたいと思います。