アメリカ市場連動相場
少し前のコラムでもお伝えしましたが
今の株式市場は、アメリカの株式市場との相関を
最重要視する動きになっています。
この流れは、しばらく前から続いていたのですが
この1週間で、その流れがはっきりとしたと思います。
通常は、株式市場は、為替との相関を示すものです。
為替が円高になれば、株価にとってはマイナス。
逆に、円安になれば株価にとってはプラス。
これが株式市場におけるセオリーでした。
日銀の大規模金融緩和によって円安誘導されてきましたが
円安になることによって、日本の輸出企業を中心に
プラスに働くという見方から、株高が続いてきた訳です。
今週は、為替が大きく円高に動く事になりました。
1ドル120円くらいだった為替が
金曜日には、1ドル115円台まで円高が進行しており
急速な円高を心配する声があるほど
円高の流れが急ピッチで進んでいます。
通常は、これだけの円高の流れがあったら
間違いなく、株価は下がるのがセオリーでした。
ところが、今週はアメリカ市場の急反発を受けて
円高が進んでいるのを、まったく無視しているかのように
日経平均株価も回復しました。
明らかに、為替連動ではなくて、アメリカ市場連動を
優先する動きになっているのが、今週の相場で伺えます。
なかなか、最近は日本主導のニュースというのがなくて
海外の流れを追うことが多いのが、日本の株式市場です。
欧州で何かあれば、欧州相場に連動しますし
アメリカ市場が好調であれば、アメリカ市場に連動します。
その時時によって、相関する相場が変わってきますので
日経平均の動きを見て、今はどの相場に連動しているのか
全体の流れを把握すると、相場の流れが掴みやすいと思います。
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